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Radioactive condition report from Tokyo (英語ページ)

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自己防衛するために情報を収集し解釈し実践しなくてはいけなくなりました。

大人だけならそんなに慎重になることはないのかもしれませんが、子供の未来のために今やらなくちゃいけないと思っています。

将来何事もなく、得体の知れない敵との格闘が笑い話で済めばいいですね。

基礎知識

まず、放射線の怖さってわかりにくいので、自分は光とか紫外線みたいなものと考えています。たとえば強い光を見ると目がくらむし、 強い紫外線は長く当たると肌が赤く日焼けします。これが長期になれば視力低下や失明、皮膚ガンの恐れが出てきます。放射線は目に見えない細胞まで届いて、細胞(DNA)を殺傷して細胞分裂できなくします。

特に子どもが放射線に敏感なのは細胞分裂が盛んだから。大人でも分裂が活発な骨髄の造血細胞や小腸内壁の上皮細胞はダメージが大きいそうです。

通常は、放射線でDNAの二重らせんの一方が壊され ますが、残ったほうのDNA鎖を元に修復されます。ところが、線量が高いと修復前に残った1本のDNAも壊されてしまうこともあります。また、細胞分裂時には二重らせんがほぐれて新しい細胞内で1本のDNA鎖から二重らせんを作るため、このタイミングで切断されてしまう危険性があります。DNAが切断され て修復できないと細胞は死んだり、がん細胞などの突然変異をおこす可能性があります。

また、細胞分裂と修復には大量の酵素が必要なので、スナック菓子やジャンクフードなど酸化した油脂類を食べ過ぎてムダな酵素を消化に使わないように注意してください。


放射性ヨウ素と放射性セシウムの生物学的半減期

主な物質 体内の蓄積しやすい場所
 
物理学的半減期 生物学的半減期
ヨウ素131 甲状腺 約8日 甲状腺で約120日。その他の臓器で約12日
セシウム134 筋肉など 約2年 約100〜200日
セシウム137 筋肉など 約30年 約70日(大人100〜150日、子ども15〜90日という説もあり - DND研究所)
ストロンチウム90 骨など 約28.6年 約49.3年
 

 

被曝量と体への影響

考えられる体への影響としては・・・、ガン、白血病(血液のガン)、不妊、流産、奇形・精神・知的障害児出産などが考えられます。

また症状が出るまでに数年〜数十年かかるため、将来病気になってからの線引きが難しくなります。

1986年チェルノブイリでは事故の4年後から子どもの甲状腺ガンが多発しています。

子供は細胞分裂がさかんなため、大人の3倍程度影響を受けやすいらしいので、将来後悔しないために今気を付ける必要があるのではないでしょうか。
  •     年間1ミリ(1日3μSV)までなら回復できる可能性がある (発ガン0.005%) ICRP国際放射線防護委員会の定め。ヨーロッパは0.1ミリが安全圏、1ミリは安全ではないがガマンできる限界数値。
  •     5ミリは管理区域、健康チェックが必要(被災地の目標値)
  •     20ミリは放射線従事男性のみ(防護服着用のため実際は年間0.7ミリ)、子どもや妊婦は論外だし国の暫定基準として危険な数値
  •     50ミリはヨウ素剤が必要。
  •     1〜100ミリまで過剰発ガン確率は比例増加 (発ガン0.5%) 晩発性健康障害
  •     250ミリは白血球減少などの急性症状


被爆量の計算方法

公式発表数値の3倍 (外部被曝1+内部被曝2)で被曝量を見積もります。

子ども向けにはさらに1.5倍する(公式発表数値の線量測定高は地上高さ1〜1.5mのため、子ども目線の地上高50cmに換算)。

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このサイトは、非営利で専門家ではない者が作成しております。できるだけ書籍・ニュースなど信憑性が高いと思われるものを引用するかたちでまとめていますが、万一誤り等があればメールにてご指摘いただけると幸いです。

 

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